
- 順天堂大学医学部神経学講座 特任教授
- 順天堂大学 学長補佐
- 第63回日本神経学会学術大会
- 服部 信孝(はっとり のぶたか) 先生
- 主な経歴
- 順天堂大学医学部 卒業
- 順天堂大学医学部大学院医学研究科神経学(博士課程)卒業
- 順天堂大学医学部付属順天堂医院脳神経内科 臨床研修医及び専攻生
- 順天堂大学医学部神経学講座 助手
- 順天堂大学医学部神経学講座 臨床講師
- 順天堂大学医学部老人性疾患病態治療研究センター 専任講師
- 順天堂大学医学部神経学講座 講師併任
- 順天堂大学医学部神経学講座 専任講師
- 順天堂大学老研センター・神経学講座 助教授
- 順天堂大学医学部神経学講座 主任教授
- 順天堂大学大学院医学研究科長・医学部長
- 国立研究開発法人理化学研究所脳神経科学研究センター 神経変性疾患連携研究チーム チームリーダー併任
- 順天堂大学 学長補佐
- 順天堂大学医学部神経学講座 特任教授
神経内科(パーキンソン病) 医療相談で出来ること
- 頭痛、めまい、物忘れ、けいれん、意識障害、呂律障害、しびれ、手足の麻痺、ふるえ、パーキンソニズムなど神経内科疾患に関する相談
- 神経内科における画像診断・治療相談などの説明・セカンドオピニオン・病院の紹介など
服部 医師プロフィール
専門資格 | 日本神経学会認定神経内科専門医 |
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業績 | 服部先生は、長年にわたりパーキンソン病の研究と治療に取り組んでおられる、日本を代表する神経の専門医です。手足のふるえや動きにくさを引き起こすこの病気の原因となる3つの遺伝子を世界で初めて発見し、診断や治療の進歩に大きく貢献してきました。2022年には第63回日本神経学会学術大会の大会長を務め、学術の発展にも尽力。血液による新しい検査法の研究にも取り組み、早期発見への期待が高まっています。パーキンソン病研究を世界的にリードし、神経科学の分野で国際的にも高く評価されています。2024年には時実利彦賞記念賞と武田医学賞、2025年には日本学士院賞を受賞されました。 |
ご予約・お問い合わせ
医療機関 | メディカルスキャニング 東京〒103-0027 東京都中央区日本橋3-1-17 日本橋ヒロセビル2F |
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担当医師 | 服部 信孝 |
ご案内 |
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責任者 |
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費用について
※当医療相談(セカンドオピニオン)は保険診療ではありませんのでご注意下さい。
※医療相談は自由診療となっております。 ※検査は、所見があれば保険診療も可能です。
大学病院、大病院の先生をお選び頂き、現状や今後について、じっくりご相談頂けます。
神経内科(パーキンソン病) 医療相談 - 服部 先生
相談費用 | 110,000円(税込) |
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相談時間 | 30分〜45分間 |
会って話せる医療相談(セカンドオピニオン)の特徴
- 症状に合わせた先生を、ご自身で選び診察料のみでご相談頂けます。
- 当セカンドオピニオンは、主治医の承諾、紹介状が無くても実施可能です。
- MRI/CTなどの画像診断が当院で出来るため「当日検査・当日診察」 が出来ます。
- 対面診療は、早い段階で実施できるようご日程調整させて頂きます。
- この対面診療のために、ご自身で選んだ先生が皆様のためにお越し頂きます。
- また、セカンドオピニオンの上、必要に応じて病院のご紹介も行います。※但し、外来前より病院紹介のお約束は出来ません。
特集記事
いまやパーキンソン病を抱えていても、 社会生活を支障なく送っているケースもあります
服部 信孝
- 1.動作が遅くなる症状
- 歩くのが遅い、足を引きずる、箸がうまく持てないなどの症状がこれに当たります。
- 2.手足が小刻みに震える症状
- 何もしていないときに起こりやすいのが特徴です。
- 3.筋肉が固くなる症状
- 顔の筋肉が固くなると、表情が乏しくなります。ときには肩や腰の痛みを感じることがあります。
パーキンソン病は、高齢者の約100人に1人が発症するとされる、決して珍しくない神経疾患です。かつては「寝たきりになる病気」というイメージもありましたが、現在では早期発見と治療介入により進行を遅らせ、長く元気に過ごすことができるようになり、「天寿を全うできる病気」とも言われるようになりました。
もっとも代表的な症状は動作の緩慢さ(動作が遅くなる)です。適切な治療を受けないまま放置すると、症状が徐々に進行し、体のバランスが取りにくくなって転倒が増え、やがて介助が必要になってしまうこともあります。発症から10年ほどで寝たきりとなる例もあります。
パーキンソン病そのものが直接の死因になることは少ないですが、「加齢を加速させるような病気」ともいわれており、運動機能の障害だけでなく、便秘・頻尿・多汗などの自律神経症状、嗅覚低下、睡眠障害、うつ症状、認知機能の低下や認知症といった幅広い症状がみられることがあります。
パーキンソン病の治療では、早期発見と早期介入が極めて重要です。運動症状の前に現れる初期のサインとして、「頑固な便秘」「手足を激しく動かすような睡眠障害」「嗅覚の低下」などが挙げられます。これらは加齢や体調不良と見過ごされがちですが、「片側の手足の震え」や「動きの遅さ」といった左右差のある運動症状が見られる場合には、パーキンソン病の初期症状である可能性があります。これらの症状が複数重なる場合には、脳神経内科または神経内科の受診をおすすめします。
現在、パーキンソン病の治療薬は日々進歩しており、多くの患者さんがその恩恵を受けています。そして、治療の主役は患者さんご自身です。医師と二人三脚で治療に取り組み、症状をうまくコントロールしていくことで、より快適な生活を送ることが可能です。
服部 医師からのコメント
パーキンソン病は、人口1,000人あたり約1〜1.5人が発症すると推定されており、アルツハイマー病に次いで2番目に多い神経変性疾患です。特に高齢になるほど発症率が高くなり、60歳以上ではおよそ100人に1人が発症すると言われています。この疾患に対しては、これまでさまざまな治療薬が開発されており、数ある神経難病の中でも、もっとも「ふだんの生活に戻ることが可能な」疾患となっています。ただし、パーキンソン病は進行性のため、治療を続けるなかで薬の種類や服用回数が増えたり、工夫しても症状のコントロールが難しくなることがあります。神経内科領域の診断や治療に関して、少しでも疑問や不安があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。