がん治療に関するご相談

がん放射線治療・疼痛緩和 医療相談

山下 孝医師
  • がん研有明病院 副院長 / 放射線科部長
  • 日本放射線腫瘍学会第16回学術大会会長
山下 孝(やました たかし) 先生
主な経歴
  • 京都府立医科大学卒業
  • がん研究会附属病院 放射線治療科医長
  • 東京慈恵会医科大学客員教授
  • がん研有明病院 放射線部部長
  • がん研有明病院 副院長
  • がん研有明病院 顧問
  • 日本アイソトープ協会専務理事

がん放射線治療・疼痛緩和 医療相談で出来ること

  • がん放射線治療(X線・陽子線治療・重粒子線治療など)・疼痛緩和に関する相談
  • がん疾患における画像診断・治療相談などの説明・セカンドオピニオン・病院の紹介など

山下 医師からのコメント

がんの治療には外科、内科、放射線科の三つが考えられますが、日本では外科による治療が多く見うけられます。しかし、放射線治療が実績を上げるにつれ、日本の医療現場でも放射線治療を生かせる道が広がりつつあります。陽子線や炭素線を使った粒子線治療をはじめ、IMRT(強度変調放射線治療)やSBRT(体幹部定位放射線治療)などの放射線治療により、早期がんの方から、進行期、そしてがんが再発・転移された方に至るまで、さまざまな悩みを抱えておられる方々に、がん治療の医療相談を提供します。状況に応じて、放射線治療を行う病院のご紹介も可能です。手術、放射線治療、抗がん剤治療など、これまで受けられた治療に関係なく、まずはご相談ください。

山下 孝医師

山下 医師プロフィール

専門資格

日本医学放射線学会認定放射線科専門医/日本放射線腫瘍学会認定医/日本乳癌学会認定医

領域

放射線治療に用いられる放射線の種類には、X線、γ(ガンマ)線、電子線などがあり、最近では陽子線や重粒子線による治療が一部施設で行われています。放射線治療医は放射線治療により患者さんを治療することを領域にしている医師で、あなたのがんについて詳しく説明し、全体の治療計画の中の放射線治療の役割について、治療でどのようなことが期待されるかについても具体的にご説明いたします。

がん放射線治療全般
胃がん、肺がん、乳がん、悪性リンパ腫、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、すい臓がん、前立腺がん、膀胱がん、口腔がん、脳腫瘍、子宮がん、 卵巣がん、精巣がん、胆管がん、甲状腺がん、腎盂尿管がん、転移性腫瘍、腎臓がん、肝臓がん、など
業績

がん治療をリードするがん研有明病院で副院長・放射線治療部部長として症例に関わってきました。また、アイソトープ協会専務理事として、米国放射線腫瘍学会(ASTRO)など多数の学会に参加する一方、日本の放射線治療の発展を考え、現場にこだわって活躍して参りました。

山下先生は、全身のいろいろなところにできるすべてのがんを見ること、放射線治療医としてただ単にがんに放射線照射をするだけでなく、人間としての患者さんに接していく医師でありたいという信条を持っています。外科的治療ではなく、放射線治療を優先したい方に私の経験値からアドバイスをさせていただきたいと思います。

ご予約・お問い合わせ

医療機関 メディカルスキャニング 東京〒103-0027 東京都中央区日本橋3-1-17 日本橋ヒロセビル2F
担当医師 山下 孝
ご案内
受診までの流れ
  1. ホームページやお問合せにて担当医を選んでください。
  2. 日程を調整いたします。
  3. 完全予約制のため当日お待たせすることなくじっくりお話ができます。
  • ※主治医の承諾・紹介状・画像不要
  • ※画像は当院のMRI/CTで当日実施可能
  • ※必要に応じて病院の紹介可
責任者
理事長:

高木 誠

経歴:
  • 1979年 慶應義塾大学医学部卒業
  • 1984年 東京都済生会中央病院 内科医員
  • 1987年 ニューヨーク州モンテフィオーレ・メディカル・センター神経病理部門留学
  • 1993年 東京都済生会中央病院 内科医長
  • 2002年 東京都済生会中央病院 内科部長
  • 2004年 東京都済生会中央病院 副院長
  • 2006年 東京都済生会中央病院 院長
  • 2020年 東京都済生会中央病院 名誉院長
  • 2020年 医療法人社団水聖会 理事長、現在に至る。

費用について

当医療相談(セカンドオピニオン)は保険診療ではありませんのでご注意下さい。
※医療相談は自由診療となっております。 ※検査は、所見があれば保険診療も可能です。

大学病院、大病院の先生をお選び頂き、現状や今後について、じっくりご相談頂けます。

がん放射線治療・疼痛緩和 医療相談 - 山下 先生

相談費用 110,000円(税込)
相談時間 30分〜60分間

会って話せる医療相談(セカンドオピニオン)の特徴

  • 症状に合わせた先生を、ご自身で選び診察料のみでご相談頂けます。
  • 当セカンドオピニオンは、主治医の承諾、紹介状が無くても実施可能です。
  • MRI/CTなどの画像診断が当院で出来るため「当日検査・当日診察」 が出来ます。
  • 対面診療は、早い段階で実施できるようご日程調整させて頂きます。
  • この対面診療のために、ご自身で選んだ先生が皆様のためにお越し頂きます。
  • また、セカンドオピニオンの上、必要に応じて病院のご紹介も行います。※但し、外来前より病院紹介のお約束は出来ません。

特集記事

がん治療は、 「手術」「放射線治療」「抗がん剤」の中から選べる時代に 治療技術の進歩が注目される「放射線治療」の可能性

山下 孝

山下 孝医師

山下孝先生が放射線科を専門に選んだのは、全身にできるすべてのがんを診て、その診療にあたりたいと考えたからです。放射線腫瘍医は全身のがんを治療するので、それぞれのがんの特徴をよくわかっています。

これまでのがん治療は、「がん=手術」が基本でした。がんが発見されると、最初におこなう初期治療は手術が一般的でした。放射線や抗がん剤は、手術でがんを十分に取れなかったときの追加の治療、再発を防ぐための補助的な治療とされてきました。

しかし、これはもはや過去の話です。現在では、がんの初期治療は「手術」「放射線治療」「抗がん剤」の中から選べるようになってきています。 とくに放射線治療は、新しい放射線機器が開発され治療技術の進歩とあいまって、子宮頸がんや前立腺がんなどは、放射線治療を初期治療の第一選択とすべきケースが少なくありません。

欧米ではがん患者の選択肢として放射線治療を選ぶケースが多いのに比べ、日本のがん患者で放射線治療を受けた人の割合は大変少ない現状です。この治療格差の原因は、日本では外科医の力が強い病院もあり、放射線治療の効果をよく知らない場合があること、患者さんひとりひとりに合わせた治療がおこなわれていないことにあります。

ヨーロッパでは、がんの初期治療を決定する際に、手術をおこなう外科医、放射線治療をおこなう放射線腫瘍医、抗がん剤治療をおこなう腫瘍内科医の3者が話し合って、その患者さんに最適な治療法を決めるチーム医療が常識になっています。

山下 孝医師