
- 昭和医科大学病院附属東病院 前院長
- 昭和医科大学医学部 整形外科学講座 前主任教授
- 第29回日本肘関節学会学術集会会長
- 第61回日本手外科学会学術集会会長
- 稲垣 克記(いながき かつのり) 先生
- 主な経歴
- 昭和大学医学部卒業
- 昭和大学病院 整形外科入局
- 都立広尾病院 整形外科
- 亀田総合病院 整形外科医長
- Mayo Clinic, Department of Orthopedic Surgery (Rochester, Minnesota, USA)留学
- 昭和大学病院 整形外科准教授
- 昭和大学横浜市北部病院 整形外科准教授診療科長
- 昭和大学医学部 整形外科学講座主任教授
- 昭和大学病院附属東病院 院長
- 昭和医科大学病院附属東病院 客員教授
- 田園調布中央病院 病院機能統括顧問
上肢疾患(手・肘・肩関節) 医療相談で出来ること
- 上肢(手・肘・肩関節)の疾患、各人工関節、関節リウマチ、スポーツ医学などに関する相談
- 上肢疾患における画像診断・治療相談などの説明・セカンドオピニオン・病院の紹介など
稲垣 医師プロフィール
専門資格 | 日本整形外科学会認定整形外科専門医/日本整形外科学会認定スポーツ専門医/日本整形外科学会認定リウマチ専門医/日本リウマチ学会認定リウマチ専門医/日本手の外科学会認定専門医 |
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領域 | 上肢外科は、肩から指先までの上肢全体を対象とし、骨折をはじめ、腱や神経の損傷などの外傷、末梢神経障害、関節リウマチ、先天性疾患、加齢に伴う変性疾患など、幅広い疾患に対応する分野です。手術治療だけでなく、リハビリテーションや装具療法を含め、患者さん一人ひとりに最適な治療法を共に考え、提供することを重視しています。肩・肘・手首の疾患や外傷の一部には、低侵襲な関節鏡手術を導入しており、術後の早期回復とともに、社会復帰やスポーツ復帰にも貢献しています。
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業績 | 昭和大学整形外科では、アスリートをはじめとするスポーツ選手に対する鏡視下関節手術をはじめ、偽関節や骨壊死に対する血管付き骨移植、小児および骨折後の変形矯正、関節拘縮や関節不安定症に対する再建術など、上肢全体を対象とした高度な手術を数多く行っています。さらに、血管吻合を伴う顕微鏡手術や人工関節の再置換術にも対応し、専門性の高い診療を展開しています。 こうした診療体制の基盤を築いたのが、2009年4月から2023年3月まで昭和大学整形外科学教室の主任教授を務めた、第7代教授の稲垣克記先生です。米国メイヨークリニックや東京女子医科大学での豊富な実績を有し、整形外科・手外科分野の名誉会員であり、「Best Doctors」にも選出されるなど、国内外で高く評価されています。 |
ご予約・お問い合わせ
医療機関 | メディカルスキャニング 東京〒103-0027 東京都中央区日本橋3-1-17 日本橋ヒロセビル2F |
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担当医師 | 稲垣 克記 |
ご案内 |
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責任者 |
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費用について
※当医療相談(セカンドオピニオン)は保険診療ではありませんのでご注意下さい。
※医療相談は自由診療となっております。 ※検査は、所見があれば保険診療も可能です。
大学病院、大病院の先生をお選び頂き、現状や今後について、じっくりご相談頂けます。
上肢疾患(手・肘・肩関節) 医療相談 - 稲垣 先生
相談費用 | 110,000円(税込) |
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相談時間 | 30分間 |
会って話せる医療相談(セカンドオピニオン)の特徴
- 症状に合わせた先生を、ご自身で選び診察料のみでご相談頂けます。
- 当セカンドオピニオンは、主治医の承諾、紹介状が無くても実施可能です。
- MRI/CTなどの画像診断が当院で出来るため「当日検査・当日診察」 が出来ます。
- 対面診療は、早い段階で実施できるようご日程調整させて頂きます。
- この対面診療のために、ご自身で選んだ先生が皆様のためにお越し頂きます。
- また、セカンドオピニオンの上、必要に応じて病院のご紹介も行います。※但し、外来前より病院紹介のお約束は出来ません。
特集記事
米国メイヨークリニックの技術を応用した上肢関節手術で、アスリートの早期復帰を支援
稲垣 克記

私は1997年から1999年までの2年間、米国の名門メイヨークリニックにて基礎研究と臨床の両面を学んできました。伝統を継承することは大変意義のあることですが、医療の世界は常に進化し続けています。過去の知見を尊重しつつも、時代に即した新しい治療法を導入し、相対的な退歩とならないよう努めることが重要です。
手術においては、出血が少なく短時間で終わることが理想です。こうした低侵襲の手術により、患者さんの身体的負担を軽減し、術後の早期リハビリテーションが可能となります。私はこれまで、上肢関節に対して低侵襲手術を行い、より良いリハビリ成果を実現してきました。たとえば、肘関節の骨折後に生じる関節拘縮に対する手術では、従来は骨に付着した筋肉をはがし、骨の一部を削ったり瘢痕を除去する方法が主流でした。
しかし、鏡視下手術では筋肉と筋肉の間にポータルと呼ばれる筒を挿入することで、筋肉をはがさずに骨を削ったり関節包の処置を行うことが可能となりました。筋肉を温存することで術後の回復が早く、痛みも軽減されるため、早期離床や早期退院、そして社会復帰につながります。こうした治療は、米国メイヨークリニックの技術を取り入れた成果です。
手関節、肘関節、肩関節の症状でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

稲垣 医師からのコメント
今まで手や肘関節の治療を中心に手術を手がけてまいりましたが、優れた結果を出すためにはリハビリテーションが大切です。これは術後に限らず術前にも必要な場合が多くあります。上肢の手術に関していえば手術はより良いリハビリテーションの結果や成績を出すための1つの手段と考えた方がいいでしょう。また、自分の病態を正しく理解することも重要です。病歴と画像、身体所見をもとに詳細に病態の分析を行い、お悩みになっておられる上肢疾患の診断、治療方針、医療相談を提供いたします。また、必要に応じて医療機関、医師もご紹介させて頂きます。